マツダ<7261>は、スマートフォンなどの新しい通信技術の利便性や楽しさを、自動車に適した形で安全に提供する新世代カーコネクティビティシステム「Mazda Connect(マツダ コネクト)を、今秋発売の新型「アクセラ」から搭載する。
同時に、独自のHMI(Human Machine Interface)コンセプト「Heads-Up Cockpit(ヘッズアップ コクピット)」に基づく、走行安全性を最優先した新世代HMIを同車種から採用することで、扱う情報量が増えても、前を向いて安全に運転に集中できる運転環境を提供していく。
新型アクセラでは、ダッシュボードに7インチセンターディスプレイを装備して、人間中心設計を徹底し、3つの不注意運転要因(見るわき見、意識のわき見、操作)を最小化する。また音声で各機能をコントロールする音声認識にも対応している。
さらにマツダは、「Mazda Connect」の機能のひとつとして、自動車用ウェブコンテンツのクラウド・プラットフォームであるAha (Aha by HARMAN)と世界で初めてグローバルな利用契約を結び、Ahaの全参入市場で同サービスを利用できるようにした。また、車載ソフトウェアの更新により、機能追加やスマホ側OSの進化に対応できる「古くならないシステム」を実現している。
Ahaは、アクセラの発売と同時に日本および複数のアジア・中南米諸国に新規参入する予定で、アクセラは、それらの国でAhaを利用できる最初の「つながるクルマ」になる予定である。また日本においては、スマートフォンと連携してインターネットラジオ等を利用できる車載器を標準装備した初の車種となる見込みだ。
Ahaは、車内インフォテインメントとして、インターネットラジオ、ポッドキャスト、オーディオブック、SNS(Facebook、Twitter)、各種LBS(Location Based Service)など、世界40,000局以上のウェブコンテンツを、一貫した使いやすいインターフェースで安全に自動車に提供するクラウド・プラットフォーム。無料アプリ「Aha radio(アハ ラジオ)」をダウンロードしたスマートフォンをクルマに接続して使用する。
すでに欧米を中心とする世界50カ国以上で、クライスラーやフォード・モーターなど10社以上の自動車メーカー・ブランドと地域ごとに提携している。(編集担当:久保田雄城)