東京モーターショーは2013年11月22日の特別招待日の翌日23日(土)から一般公開され12月1日(日)で閉幕する。会場は東京・台場のビッグサイト。今回のモーターショーでは、主催者である社団法人日本自動車工業会による小規模なプロモーションが静かに進行している。
その1。今回、東京モーターショーでは初の試みとしてプレビューナイトを開催する。これは11月22日の特別招待終了後に17時30分から20時まで一般公開する企画で、入場者を1万人に限定し実施致する。プレビューナイトの入場料金は3000円。一般入場料金が1500円(当日券)だから、結構な値段だが、主催者側は「ゆったりと東京モーターショーを楽しんでいただくことが可能」としている。東京モーターショー2013のプレビューナイト入場券および一般公開日の前売入場券のチケット販売は、モーターショー公式HPで、すでに8月1日(木)から開始している。
その2。観光庁が実施する平成25年度「ビジット・ジャパン事業」と連携する企画。JTBと協力してバンコク、ジャカルタ、シンガポール、台北の4都市の日本の自動車メーカー8社の販売店(スズキ、ダイハツ、トヨタ、日産、富士重、本田技研、マツダ、三菱)で、第43回東京モーターショーの見学ツアーを組み込んだ訪日旅行の販売を行なう。現地のディーラーで訪日旅行の店頭POPを掲出、同時にチラシの配布、東京モーターショーや日本の魅力を紹介するDVDの放映を行なっているという。この企画では、東京モーターショー2013での特典(4カ国語対応特別観覧ツアー、優先試乗体験)が付帯した旅行商品と東京モーターショーの入場チケット付都内宿泊パッケージ商品を、多言語旅行予約サイト「JAPANiCAN.com」で販売している。
その3。第43回東京モーターショーのオフィシャルエアラインとして前回2011年東京モーターショーに引き続きルフトハンザグループを指定。海外から来場する出展関係者、一般来場者、プレスを対象に航空券を特別割引料金で販売するサービスを8月20日(火)から行なっている。今回は、ルフトハンザドイツ航空の路線に加えて、グループ会社のスイス・インターナショナルエアラインズ、オーストリア航空の路線も対象となった。
これら「小商い」とも思えるプロモーションで東京モーターショーの復権なるか。(編集担当:吉田恒)