野田佳彦総理は7日の記者会見で「国会冒頭の施政方針演説で決められない政治からの脱却を目指すと言った。その象徴である社会保障と税の一体改革の8つの関連法案を成立させることができたことが、今国会最大の成果だと思っている」と語った。
消費税増税先行だと自公を除く野党から批判が相次いだ法案を成立させたことが成果なのかどうか、社会保障の重要な中身は国民会議で今後審議していくこととなっており、国民には社会保障の中身が見えにくく、消費税アップの感覚だけが残った。
しかし、野田総理は「社会保障を安定財源で支え、将来に付回しを続ける社会をかえる先鞭をつけるもの」と評し、「子ども子育て関連法案で3本、年金で2本、改革推進法と税法2本により、社会保障の機能強化にも大きな一歩を踏み出すことができた」と成果を強調した。(編集担当:森高龍二)