野田佳彦総理は7日の記者会見で「今国会で成立が叶わなかった重要法案の処理を急がなければならない」と語り、筆頭に、予算の裏づけとなる赤字国債発行のための特例公債法案をあげた。
野田総理は「一般財源の約4割は特例公債の発行で賄われており、どんな政権であっても特例公債なしで財政運営を行うのは不可能」と野党協力の必要を強調した。
そのうえで「野党にも危機感を共有してもらい、次期国会において速やかに可決いただくよう願ってやまない」と臨時国会での早期成立に理解を求めた。
また、衆議院選挙投票での一票の格差是正と国会議員の定数削減を含む選挙制度改革について「これらの実現は国民の声であり、早急に各党会派の理解を得ていきたい」とした。(編集担当:森高龍二)