自民党の石破茂幹事長は19日、猪瀬直樹都知事の辞意表明を受けて、党としての後継者について「東京が抱えている多くの問題がある」としたうえで「まずオリンピック・パラリンピックに向けて、いろいろな準備作業を加速させる。首都直下型地震への対応も急がなければいけない。あるいは東京のかつてニュータウンと言われた地域の高齢化が急速に進んでいること」など、直面している課題をあげて「都の抱える多くの課題に適切に対処できる方、そして都民、都議会、各自治体との信頼関係を築ける方が望ましい」と語った。
また「わが党は公明党とともに、勝てる候補を擁立しなければならない」とし、自公で候補を絞り込み、首都決戦に臨む考えを示した。
石破幹事長は「第一義的に東京都政に責任を持つ東京都連、都議会自民党が、公明党の方々ともよく協力し、都議会議員選挙がそうだったように、党本部として全力で支援したい」と話した。
また、高村正彦副総裁は19日、「首都のトップを決める選挙ですから、政党としても、それぞれ総力を挙げた選挙になると思う。もちろん政党と関係のない方も想定できるが、政党が推薦した場合には総力を挙げて勝ちに行く」と明言した。(編集担当:森高龍二)