景気が少しずつ上向きになっていることを実感している人も多いのではないだろうか。総務省の発表によると、今年の、国家公務員の冬のボーナス平均支給額は約57万1800円で、昨年に比べて約1.1%増、約6500円の増額となっている。また、三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した予測では、民間でも5年振りに冬のボーナスが増加する見通しだという。
そんな明るい情報が聞こえはじめた年末。さらに今年は正月休みが9連休となる企業が多いこともあって、海外で新年を迎える人が多くなりそうな気配だ。JTB総合研究所が今月発表した最新の観光データをみても、景気回復の兆しが顕著に現れており、10月の出国者数が9ヶ月振りに前年を同月比1.3%増で上回っている。渡航先は、韓国が9.2%減で14ヶ月連続で前年を下回っている一方、アジアではタイやベトナムの人気が高まっているほか、日本人にはすっかり定番のハワイも、前年を10%程度上回る安定した人気を保っている。
ハワイは他のリゾート地と比べても日本人には過ごしやすい場所といわれている。ショッピングや観光、そして様々なアクティビティなど、老若男女を問わず楽しめる。ポリネシアンダンスやフラダンスを観賞したり、キラウエア活火山などのハワイ島の名所を空から遊覧するヘリなど、楽しみ方は千差万別だ。そんなアクティビティの中でも、とくに人気が高いのはやはり、海のレジャーだろう。定番のバナナボートやサーフィン、ダイビングなどのほか、豪華なディナークルーズやイルカと泳げるプログラムまで様々用意されているから、何度訪れても飽きないのがハワイの魅力でもある。
定番以外の新しいアクティビティも続々と登場している。まず、最近注目されているのは潜水艦に乗って水深30メートルの海底を探索するサブマリンツアーだ。さんご礁の海の中を探検するという体験は、日本では中々できないものだから、家族連れにとくに人気が高いという。
また、ヤマハ発動機<7272>が12月5日からオアフ島のコオリナ地区でスタートさせたレンタルボートシステム「シースタイル・ハワイ」も面白い。こちらは同社が日本で展開しているレンタルボートシステム「ヤマハマリンクラブ・シースタイル」の海外版といえるもので、リーズナブルな値段で26フィート6人乗りのレジャーボートをまるまる一艇レンタルできるというものだ。家族や大切な人とクルージングを楽しんでもいいし、仲間とトローリングを楽しんでみるのもいいかもしれない。利用料は3時間で450ドルと非常にリーズナブル。ハワイの海をプライベートに自由に楽しめる時間は贅沢で、まさにプライスレス。これからハワイ旅行の予定がある人は検討してみてはいかがだろうか。
ハワイに限らず、今年の年末年始は日本を脱出する人は多いだろう。旅行は、家に帰り着くまでが旅行。旅慣れているからといっても、海外は日本とは勝手が違うことばかり。ケガをしたり、トラブルに巻き込まれたりしないよう、楽しみつつも注意は必要だ。身も心もリフレッシュして、笑顔で新年が迎えられるよう、気をつけて行って来て頂きたい。(編集担当:石井絢子)