インフラ輸出の柱に。世界に冠たる日本の自動販売機

2014年01月28日 08:33

 安部晋三首長は世界各国へ日本の原発を売り込んでいると聞く。日本には世界に誇れる技術は原発の他にも多数ある。その代表といえるのが、「自動販売機」だ。

 まずは昨年、世界で話題になった自動販売機の販売事例を紹介。ニューヨークの地下鉄構内に化粧品メーカー「ロレアル」が設置した自動販売機は、鏡をのぞくだけで、その時のファッションや肌などを判断してその時に合った化粧品を販売するというサービスが注目を集めた。また、ロシアでは自動販売機の前でスクワットすれば無料で地下鉄に乗れるというものもクローズアップされた。ワールドワイドで、自動販売機を利用した販売が目立ち、自動販売機へのニーズ・関心は世界中で年々高まっている。

 もちろん、日本も負けていない。東京の品川駅に構内に設置されたハイテク自動販売機(販売元:JR東日本ウオータービジネス)は、お客の性別・年齢・気温などを判断し、おすすめのジュースを提案してくれるというのだ。利用客らの口コミなどもあり、大変反響を及び、現在、品川駅・恵比寿駅に500台設置されている。

 実は、日本は自販機の製造技術は世界一を誇り、多種多様なハイテク自販機を販売している。たとえば、時間帯に合わせて飲み物を冷やしたり、温めたりする「省エネ型自動販売機」。災害時には無料で飲み物を提供できたり、避難場所を指示する自動販売機など「災害対応型自動販売機」。中の商品・お金を取り出そうとする人間がいたら自動でカメラ撮影を行い、自ら警察に連絡する「盗難対応型自動販売機」。

 日本は世界有数の自動販売機大国である。人口比率で言えば世界一である。その自動販売機の技術は世界各国が求めている。我が国、日本の首相は世界へ原発輸出をセールスしているが、原発よりも自動販売機を世界に売り出した方が多くの人々の笑顔を見ることができるのではないだろうか。首相にはまず日本の自動販売機の技術力を知ってもらいたい。(編集担当:久保友宏)