自民党の石破茂幹事長は自民党として憲法改正にむけた研修会や対話集会を都道府県連の会長ないし選挙区支部の支部長の主催で展開し、なぜ憲法を改正するのかということをきちっと説明していくことで、憲法改正への機運を高めていく。
石破幹事長は「憲法改正に関する質疑応答などのひな形のようなものを、5月3日の憲法記念日あたりには出来ているようにしたい」とし「1年かけて47都道府県一通りやるということをやっていかないと、なかなか頭ではわかっていても、憲法改正の機運が盛り上がらずに、国民の理解なしにできるはずはないので」と対話集会の重要性を語った。
また「自民党の憲法改正草案についても、いろいろな方面からいろいろな問題、疑問等々、提起されていることはよく承知しているので、きちんと応えられなければ憲法改正が実際に動いていかないということだと思っている」とも語った。
安倍政権にとって究極の目標でもある『憲法改正』。自民党の憲法草案には安全保障のあり方含め、公明党の「加憲」と立ち位置が違い、護憲派とは対峙する内容だけに、草案の条文解釈を巡っても活発な議論が必要になりそう。特に自民にとっては対話集会で、護憲派や加憲派が危惧する懸念や疑問にいかに明快に回答できるかが問われる。(編集担当:森高龍二)