スマートフォンのアプリ利用者のうち「無料」アプリの利用者にはOS別で差は見られなかったものの、「有料」アプリのダウンロード経験ではandroid利用者の30.3%に対し、iPhone利用者は47.6%と1.6倍ほど差があり、OSにより傾向が異なることがわかった。ミクシィ・リサーチが実施した、スマートフォンアプリのダウンロードに関する実態把握調査で明らかになった。
調査は全国の男女を対象にインターネットで行い、1495の回答数を得た。
利用している携帯電話を尋ねたところ、スマートフォン(iPhone+android+それ以外)が80.4%と最も多く、 なかでも、iPhone利用者は45.2%と全体の半数近くを占めていた。
スマートフォン利用者にアプリのダウンロード経験について尋ねたところ、ほとんどが経験ありと回答していた。また、ダウンロード経験者のうち、「有料」アプリをダウンロードしたことがあるのは40.3%だった。OS別では、「無料」アプリはあまり差が見られないものの、「有料」アプリはandroid利用者の30.3%に対し、iPhone利用者は47.6%と1.6倍ほど差があり、OSにより傾向が異なることがわかった。
ダウンロード経験者に興味・関心のあるアプリ、日頃使用しているアプリのジャンルについて尋ねたところ、ともに「ゲーム」(興味・関心:74.3%、日頃使用:67.1%)が最も多く、次いで、「SNS」「写真/ビデオ」の順となっていた。ただ、「写真/ビデオ」は興味・関心はあるものの、日常的な使用までは至っていない人も多いようだった。
ダウンロード経験者にアプリを知るきっかけを尋ねたところ、「なんとなくストアを眺めていて」が66.6%で最も多く、「友人・知人からの紹介」は34.2%。 一方、アプリ利用者の53.5%は、利用中のアプリを友人や家族に勧めたことがあることもわかった。
ダウンロード経験者にダウンロード時にアプリのスクリーンショット(見本)を読むか尋ねたところ、65.5%が読んでいた。また、アプリのレビュー数を気にする人は76.1%で、アプリの情報を得てからダウンロードしている人が多い傾向にあった。
iPhone利用者とandroid利用者で有料アプリのダウンロード経験に大きな差が出たことは興味深い。この数字だけを見るとiPhone利用者の方がより積極的にスマホを活用しようとしているようにも見て取れるが、いかがだろうか。(編集担当:横井楓)