ホンダは、2014年5月10日(土)~16日(金)に西武ドーム(埼玉県所沢市)で開催される「第16回 国際バラとガーデニングショウ」に、カセットボンベで動くガスパワー駆動超小型耕耘機や軽乗用車「N-WGN(エヌ ワゴン)」などを展示し、ホンダ製品があるプロヴァンス風ガーデンライフを提案する。
今回は、アウトドアライフに役立つ最新製品の展示とともに、自然を大切にしながら豊かな暮らしを楽しむ南仏プロヴァンス地方のガーデニングスタイルの魅力を、自宅の庭で自分流のアレンジを提案。ホンダの汎用製品や軽乗用車や2輪車、ガーデニングをサポートする家庭用の小さな耕耘機や芝刈機、発電機などを展示する。
ホンダは自動車やバイクだけのメーカーではなく、「汎用機」といわれる生活や趣味に便利な道具を開発する希有なメーカーなのだ。そこから、2足歩行ロボット「ASIMO」や「ホンダ・ジェット」が生まれている。
ところで、ホンダ製の大型乗用芝刈機「HF2620」を改造したモデルが、「芝刈機の最高速度記録」に挑戦したという珍しいニュースが届いた。
「ホンダHF2620改」という名称の芝刈り機は、欧州ホンダで生産、販売されている乗用芝刈機「ホンダHF2620」をベースに、レーシングカーのような走りと最高速度記録樹立を目指して改造された特別な乗用芝刈機だ。ホンダのスポーティなDNAをユニークな形で紹介することを狙って、昨年7月に英国で公開され話題となったホンダ製芝刈り機である。
今回、そのHF2620改を、2014年3月8日にスペインのテストコースに持ち込んで、最高速度記録に挑戦したのである。そして、2010年に記録された従来の乗用芝刈機の最高速度記録時速141.35kmを大幅に更新する、時速187.60kmの新記録を樹立し、ギネス世界記録に認定されたというのである。
HF2620改の開発は、英国ツーリングカー選手権(BTCC)に「ホンダ・ユアサ・レーシングチーム」として欧州向けシビック・ツアラーで参戦中の「チーム・ダイナミクス」が担当。量産モデルに積まれていた614cc・V型2気筒OHVエンジン(20ps)を、ホンダの大型スポーツバイク「VTR1000Fファイアーストーム」の995cc・V型2気筒DOHCエンジンに換装し、最高出力はオリジナルの5倍以上となる109psまで高められた。
また、パドルシフト付6速トランスミッションの採用や、クロームモリブデン鋼を用いて新たに製作された軽量高剛性フレーム、ATV(4輪バギー)から流用したタイヤ、ホイールなど装着している。結果、時速0km-100kmまでの加速が、わずか4秒という加速力を持ち、ふつうの自動車としても驚異的な性能を有する。
一方で、自動車として“超”が付くほどの性能を持ちながら、通常の乗用芝刈機として芝を刈ることも可能という、ユニークな側面も持ち合わせている。(編集担当:吉田恒)