みんなの党の渡辺喜美代表は21日の記者会見で、結いの党の13人の比例選出議員の議席は「全員、みんなの党の比例票で当選したもの」と改めて主張し、「比例選出議員のみんなの党の議席を返して頂きたい」と強く求めた。
渡辺代表は「結いの党はさきの総選挙や参議院選挙で国民から1票ももらっていない政党」と語り、「結いの党に参加した13人の比例選出議員は全員、みんなの党の比例票で当選した方々ばかり」とけん制した。
渡辺代表は「こうした非常識がまかり通るということは国民の政治不信を招く」とし「我々は声を大にして、こうした非常識がまかり通らない、そういう政治をつくっていくことを主張していきたい」と不満を隠さなかった。
また、渡辺代表は、この日の会見で「安倍総理が本腰を入れてデフレ脱却をしようというのであれば大いに歓迎する」と語った。一方で、消費増税については「国民生活に甚大な影響を与えることは否定できない」とし「しちくの経済が回復されないという場合に、それでも10%への増税を強行しようとしているのか、この点について正していきたい」とした。
安倍総理は消費税の10%引き上げ判断については6月、7月、8月の(経済)数値を踏まえて年内に決断する意向を示している。経済の好循環を構築することがまず優先課題で、これを腰折れさせることのないよう慎重に検討していく意向。(編集担当:森高龍二)