東京電力は14日、福島第一原発で10日頃、1リットルあたり3700万ベクレルの放射性セシウムを含む高濃度汚染水約200トンが移送先ではない建屋の地下に流入していたとするとともに、14日午後、この汚染水の回収を急ぐとともに再発防止策をとる旨を発表した。
原因不明のポンプ作動が汚染水を予定外の建屋に移送してしまったわけで、またしても管理の在り方が問われそう。東電は原因について、通常使用しない仮説のポンプ4台が作動したためとしている。そのうえで作動した原因はわからないという。
また「建屋外に汚染水は漏えいしていないことを確認している」と説明。今後も確認していくとしているが、トラブルの再発防止の徹底が求められている。なお、東電は問題の汚染水の移送を同日午後1時から開始したと発表した。(編集担当:森高龍二)