米と組んで戦争をやらかそうという話でない

2014年04月29日 08:21

 自民党の石破茂幹事長は衆院鹿児島2区の補選、沖縄市長選ともに自民が勝ったことに関連し、集団的自衛権行使容認に与える影響について記者団に問われ「集団的自衛権の行使を容認するということは、いかに抑止力をこの地域において高めるかということを主眼とするものだ」としたうえで「集団的自衛権の行使の容認がアメリカと組んでどこかで戦争をやらかそうという荒唐無稽な話では決してない」と主張。

 そのうえで石破幹事長は「この地域に平和と安定をもたらすことに寄与するものだということを理論的にも、軍事法理性の意味からも、国連憲章との整合性、日本国憲法との整合性、そういうものをわかっていただけるように一生懸命ご説明をするということに尽きる」と国民への丁寧な説明を続けていくことが大事だの姿勢を強調した。

 石破幹事長は「集団的自衛権の議論がかなりクローズアップされる中、鹿児島、沖縄で勝利できたことの意味は決して小さくないと思っているが、誠実に、着実に一生懸命努力してご理解いただくということだ」と繰り返した。(編集担当:森高龍二)