日米間で安全確認のうえ安全実行の約束へ 防相

2012年08月17日 11:00

 森本敏防衛大臣は16日午後の臨時記者会見でオスプレイの安全性について「モロッコの事故だけでなく、フロリダの事故についてブリーフィングを受け、そのふたつを合わせてみないとモロッコの事故だけですべてを判断するというのは少し無理があるかなと思う」とふたつの事故の詳細な報告を踏まえたうえで判断する考えを示した。

 森本防衛大臣はふたつの事故についてすべて報告を受け、分析をしたうえで「飛行の安全性を日米で確認し、それを実行できる日米間の何らかの約束というのが日米合同委員会を通じてできるかどうかを模索しながら、それをもって皆さんに飛行の安全性を説明できる、そういう手順になるだろう」と今後の見通しを語った。

 また、モロッコの事故分析を終えたら「時間をかけずに、沖縄、山口を訪ね、状況を説明したい」考えも語った。森本防衛大臣は「沖縄県だけではなく山口県も重要で、お替わりになった新しい知事にも状況を説明する必要がある。両方に、今月の末までには時間を取ってもらってまいりたい。沖縄には沖縄の行事がありますので、こちらのほうも国会の日程で国会にお許しをいただけないときにはだめなので、これからの調整次第だと思います」と語った。
(編集担当:森高龍二)