業績回復に向け、様々な試みを行うマクドナルド

2014年05月08日 11:55

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 日本マクドナルドが、5月7日より同月下旬の期間限定で新メニュー「とんかつマックバーガー」を販売させた

 日本マクドナルド<2702>が、5月7日より同月下旬の期間限定で新メニュー「とんかつマックバーガー」を販売させた。一部を除く全国の店舗で販売されている。

 この新メニュー「とんかつマックバーガー」はとんかつの中の豚肉に柔らかくてジューシーなロース肉を使用し、また粗目と細目という二種類のパン粉をブレンドしたこだわりの衣により、絶妙なサクサク感を味わうことが出来るようになっている。またバンズの中にはとんかつにはなくてはならない付け合わせである、みずみずしい千切りキャベツが入っている。

 そしてとんかつにかけられるソースは、マクドナルド独自のこだわりから生まれた特製ソースで、すりおろした玉ねぎや人参、トマト、りんごなどがブレンドされている。さらにはマスタードがとんかつの旨味を引き立てる役割を果たしている。

 こちらの「とんかつマックバーガー」の単品価格は税込みで399円。またマックフライポテト(M)とドリンク(M)を合わせたバリューセットでの価格は、699円となっている。

 この「とんかつマックバーガー」ではターゲットを男性客に設定しており、マクドナルドは和食の定番であり、また食べ応えのあるとんかつを片手で気軽に楽しんで欲しいとしている。

 現在マクドナルドの業績は、悪化の一途を辿っている。そうした事態を打破すべく、先月の中頃から期間限定で「アボガドバーガー」を発売した。この「アボガドバーガー」には、「アボカドビーフ」「アボカドチキン」「アボカドえび」の三種類があり、4月15日には商品発表会が行われ、その会場ではサラ・カサノバ社長自らが商品の宣伝に努めた。こちらの「アボガドバーガー」の販売期間は4月17日から5月下旬となっている。

 またこれ以外にも、子供向けのハッピーセットに付ついているおまけの玩具を強化したり、その箱を玩具として遊べる専用の箱に改良したりなど、業績回復に向けて様々な商品、アイデアを投入している。

 今回の「とんかつマックバーガー」もその一環であると思われるが、しかしこの新メニューがマクドナルドの業績回復にどの程度の影響力があるかは、まだ未知数である。(編集担当:滝川幸平)