独立行政法人などの役員人事では後任者を公募により選考することが平成21年9月に閣議決定されたが、以降、公募により選ばれた役員のうち公務員OBは48人、公務員OB以外の人は78人になっていた。
78人の就任時の年齢構成をみると50歳未満が4人、50歳以上55歳未満が7人、55歳以上60歳未満が24人、60歳以上65歳未満が41人、65歳以上2人と60歳以上65歳未満が最も多かった。
衆議院の石田真敏議員(自民)が独法などの役員で公募により採用された者は何人か。前職が公務員であった者は何人か、前職が民間企業であった者は何人かなどを質したのに野田佳彦総理が答えた。
野田総理は選考にあたっては「特定の者が優遇されることのないよう公平性を確保し、それぞれのポストについて当該ポストの任命権者が選考基準等を設定している」とした。(編集担当:森高龍二)