三井住友銀行は23日から中国人民元の公表相場の提示を始めるほか、個人客向けの「中国人民元建ての外貨預金」を取り扱う。
東京市場で円と人民元の直接交換取引が6月から始まったのを受け、貿易決済や資金調達・運用で人民元建ての取引が拡大すると見られることから対応するもの。
同行では個人客向け中国人民元建て外貨預金について「通貨分散による資産運用ニーズに対応するため、法人に加えて、個人に対しても外貨定期預金と外貨普通預金を始めることにした」としている。ただし、預金保険の対象にはならない。
中国人民元の留意点として同行では「原則、外貨預金取引での外貨現金の取扱いができないこと。原則、個人客の送金の取扱いができないこと。預金や払い戻し時期などに制限を設ける場合があること」などをあげている。(編集担当:森高龍二)