河野談話は継承する 改めて強調 菅官房長官

2014年10月08日 07:46

菅義偉官房長官は7日の記者会見で、当時の河野洋平官房長官が行った「従軍慰安婦に関する談話」について「政府として、総理も、私も繰り返し言っているように、河野談話は継承する立場。見直す考えはない。全く変わっていない」と河野談話を見直すことはしないとの考えを強調した。

 これは自民党の萩生田光一総裁特別補佐がBS番組で河野談話について「総理談話を出すことで役割は終わった」などとする発言の受け止めを記者団に聞かれ答えた。萩生田氏の発言について、菅官房長官は「全く個人の見解を述べたのでは」と問題視しなかった。

 そのうえで菅官房長官は、戦後70年を記念して予定されている来年の総理談話の内容について「談話は70年を記念するものなので、まさに未来志向のものになる」とした。菅官房長官は「そのことは政権発足以来、言い続けている」とし、「今日まで日本が平和で、自由で、安定した国を築いてきた。そういう中で、未来志向のものをと言い続けている」と語った。(編集担当:森高龍二)