森本敏防衛大臣は２５日の記者会見で「防衛整備力については、動的防衛力という考え方は、今の日本の防衛力の方向として正しい方向だと思う」と語った。
森本防衛大臣は「現在の東アジアでの安全保障環境の中で、動的防衛力という考え方は引き続き、踏襲されるべきと思う」と基本路線は現行の方向が正しいとの認識を改めて示したうえで「周りの状態をみると、領域の警備には、今後、もう少し意を尽くさねばならない分野が出てくるのではないか」とした。
また、中国の国家海洋局所属の航空機の領空侵犯事案や領空への接近事案について「この種の事案は今後とも続くと予想される。（中国側は領有権主張のために）航空機侵入を続け、実績を積み重ねる行動を取る可能性が高い」との見方を示し「わが国としては、警戒監視活動を常続不断に努め、領域に対する警戒監視体制に万全を期す」とした。（編集担当：森高龍二）
