自民党の安倍晋三総裁は衆参から首相指名されたのを受け、26日、組閣を行った。閣僚の顔ぶれは菅義偉内閣官房長官が発表した。
それによると、来年夏の参議院選挙を意識し、年明けからの通常国会での答弁など野党からの攻勢に耐えうるよう、元総理らを含め各分野で政策通とされる人材を閣僚に抜擢している。
また、連立政権の公明党が防災・減災ニューディール政策(10年間で100兆円規模の事業)を提唱してきたことに配慮し、公明党首都直下地震対策本部総括本部長の太田昭宏前公明党代表を国土交通大臣に任命した。
閣僚は次のとおり。副総理兼財務大臣に麻生太郎元総理、法務大臣に谷垣禎一元総理、総務大臣に新藤義孝氏、外務大臣に岸田文雄氏、文部科学大臣に下村博文氏、厚生労働大臣に田村憲久氏、農林水産大臣に林芳正氏、経済産業大臣に茂木敏充氏、環境大臣に石原伸晃氏、防衛大臣に小野寺五典氏、復興大臣に根本匠氏、国家公安委員会委員長・拉致問題担当に古屋圭司氏、内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策・科学技術政策・宇宙政策)に山本一太氏、女性活力・子育て支援担当に森まさこ氏、経済再生担当に甘利明氏、行政改革担当に稲田朋美氏、内閣官房副長官に加藤勝信、世耕弘成、杉田和博、山本庸幸の4氏が任命された。(編集担当:森高龍二)