集団的自衛権の言葉不使用「卑怯な姿勢」と批判

2014年11月26日 09:25

 民主党の枝野幸男幹事長は自民党が政権公約を発表したのを受け、25日夜、記者団から自民の政権公約の中に集団的自衛権の言葉が入っていないことについて聞かれ「まさに安倍さん自身が集団的自衛権と大騒ぎしてきたのに、国民の信を問う時には逃げているという大変卑怯な姿勢と思う」と批判した。

 また「憲法改正を発議して国民投票をすると言いながらその内容についてはまったく何も書いていない。どういう憲法に変えるか国民から白紙委任を受けて憲法改正手続きを進めるという大変無責任なことが書いてあると思う」と酷評した。

 枝野幹事長は消費税引き上げに景気条項を外したことについても「どうしてそんな先のことを決められるのか、非常に無責任な姿勢」と批判した。

 また「3年3カ月でわれわれは5%実質GDPを伸ばしたが、安倍内閣は2年間で1.7%しか伸びていない。『結果がすべて』と言ってきた安倍さんが、結果についてまったく触れずに逃げて、いくらきれいごとを並べても説得力がない」としたほか、「財政立て直しについても来年の夏までと期限を切っているように見えるが、実はどういうふうにやるかについてはまったくの白紙であって中身が伴っていない」などと語った。(編集担当:森高龍二)