民主骨格人事決まる 長妻・蓮舫両氏は代表代行

2015年01月21日 08:36

 民主党の骨格人事が決まった。22日の両院議員総会での承認を経て新執行部スタートとなる。岡田克也代表が記者団などにこれまでに語ったところを総括すると、幹事長に枝野幸男衆院議員、政調会長に細野豪志衆院議員、国対委員長に高木義明衆院議員。また長妻昭衆院議員と蓮舫参院議員は党の代表代行に就く予定。

 20日の会見で岡田代表は「代表代行に就く長妻議員と蓮舫議員には重要な意思決定に参加してもらう」としたうえで「長妻議員には代表選挙でいろいろ議論していた共生社会、格差のない社会をつくるための本部(本部長・岡田代表)を設け、その本部長代行も務めて頂く」と語った。

 人事の狙いについて岡田代表は「女性をしっかり執行部の真ん中に登用し活躍してもらう」としたほか「代表選挙をともに戦った長妻さん、細野さんに、重要なところに置いてしっかり力を発揮して頂きたい」と期待し「オール民主の体制ができたのではないか」と自らの人事を評した。

 蓮舫議員は「岡田代表からは民主党が置かれているさまざまな課題、党創生に向けた300日プランや女性政策を民主党らしく原点に戻ってもう一度打ち出していくこと、地方創生、社会保障などについて具体的に特命の政策チームをつくっていくことになるのでそれをお願いしたい」などの指示があったとし、代表代行への就任要請には「いろいろとご指導下さい」と受諾した旨を述べた。(編集担当:森高龍二)