シリア入り 記者も『当事者意識』持つべき

2015年02月01日 12:54

佐藤正久元防衛大臣政務官は擬装国家「イスラム国」に後藤健二さんを殺害したとみられる動画をアップしたことに1日、「残虐非道、卑劣きわまりない」と激しく非難し「激しい怒りがこみ上げてくる」と怒りを隠せない。

 佐藤元政務官は「この動画が事実とすれば、痛恨の極み。後藤氏の御霊の安らかなることをお祈りする。責任は全てイスラム国にある。日本が一枚岩となってテロに屈しない断固たる姿勢が必要」としている。

 また、「イスラム国」が「勝ち目のない戦争に参加する無謀な決断により、お前の国民はどこにいたとしても殺されることになる。日本にとっての悪夢を始めよう」と挑発していることから、より一層、邦人ジャーナリストにも慎重な姿勢を求めている。

 佐藤元政務官は一部マスコミの記者がシリアに入ったことに対し「外務省はシリア全土に一番危険度の高い『退避勧告』を出している。報道各社にも自制を求めていたが、無視された形」と対応に慎重さを求めるとともに、外務省幹部が『当事者意識を持ってほしい』と語ったことを報じる報道には「最もだと思う」と当事者意識を持つべきとした。(編集担当:森高龍二)