自民党の谷垣禎一幹事長は３日の記者会見で、自衛隊による海外での邦人救助について「明らかに領域国、そしてその実効支配の及ぶ範囲の承認を必要としているはずで、武器使用については当然のことながら厳格な問題がある。そういう枠内で、何ができるかという議論、まだ議論が未成熟な分野であることも確かで、国民の間からはこういうときに何ができるのかという問題意識もあるので、少し綿密に議論する必要はある」と語り、邦人救出に自衛隊ができることについて綿密な議論をし、整理する必要を提起した。
また、テロに屈しない日本の姿勢を内外に表明するための国会決議について「ゆっくりしていては意義がなくなる」とし「各党と調整に入っていると思うが、各党との調整で、内容については卑劣なテロは許さない。テロには屈しない日本の努力・決意というものを盛り込んでいく必要があるのかなと思う」とした。
谷垣幹事長は新年度予算について「年度内成立へ頑張ろう」と党の役員会で確認した旨も語った。３日には今年度補正予算が成立の予定で、国会審議は新年度予算案の中身に移っていく。（編集担当：森高龍二）
