活躍する女性増で男性の働き方も変わる 総理

2015年02月19日 07:47

 安倍晋三総理は18日、日本女性エグゼクティブ協会のセミナーに出席し「活躍する女性が増えることで男性の働き方も変わっていく」とし「女性が輝く社会は男性もともに輝く日本を創り上げていくと確信をしている」と女性の活躍に期待した。

 安倍総理はあいさつで「消費税率のアップは1年半延期したが、子ども・子育て支援新制度は、予定どおり、今年4月に全てのメニューを開始することになっている」と子ども・子育て世代への支援充実への取り組みを強調した。

 また「女性活躍推進法案をできるだけ早く今の国会に提出する」とし「活躍する女性が増えることで男性の働き方も変わっていくと思う。私が子どもの頃は父親が家庭で過ごす時間はほとんどない時代だった。しかし、それでは日本社会の明るい未来を築くことは難しいと思う。日本では、この20年間、労働時間はほとんど短くはなっていない。まとまった休暇を取るサラリーマンはまだまだ少ない。共働きの家庭でも、女性が家事・育児に割く時間は男性の5倍にも及ぶ」など、男女ともに「仕事も家庭も楽しむ。有給休暇もしっかりと取り、家族で過ごす時間を大切にする」ワーク・ライフ・バランスのとれた環境にしていくことが人生を豊かにしていくことになるとした。

 安倍総理は「充実したプライベートが新たな発想を生み出すに違いないし、人生がより豊かになることは間違いないと思う」と述べ「女性が輝く社会は、男性もともに輝く日本を創り上げていくと確信をしている」として「働き方改革、そのための政策もどんどん進めていく」と労働法制の見直しにも、改めて意欲を示した。(編集担当:森高龍二)