佐藤正久元防衛大臣政務官は22日のブログで、沖縄県与那国町で行われている住民投票に「政治のことを詳しく分からない中学生や永住外国人も(有権者として)含まれている」ことに対して懸念を示した。
佐藤氏は「まだ政治のことを詳しくわからない中学生や、永住外国人も含まれています。この問題の深刻さはマスコミもわかっていません」と安全保障にかかわる問題での中学生の投票を疑問視した。
また「中国共産党は日本のこういう状況を分析し、様々なアプローチを仕掛けてきています」と発信した。
佐藤氏は日本に帰化した中国四川省生まれの評論家・石平(せきへい)氏の言葉として「日本はおかしいなと思います。結局、日本の防衛を弱い方向へ進ませているのは日本人なのです。間違った方向へ進んでいるならば、正しい方へ修正しないと。中国は、習近平政権に対する不満が高まれば、その矛先を日本へ向けるように操作しています。どうして日本を悪い方へ進ませようとする人が国会議員に当選するのか、不思議です。選んでいるのは日本国民なのですよ」と紹介した。
佐藤氏は前日のブログでも「与那国島への自衛隊配備は国家安全保障に関わるテーマ」とし「住民投票に馴染むか疑問」と提起。また「既に二度の町長選挙でも争点になり、結果が出た問題だ」と住民投票で自衛隊配備の賛否を問うことに疑問を示し、町長選でもテーマになり、結果が出ていたと改めて住民投票が行われることにも疑問視していた。(編集担当:森高龍二)