維新の党も上西衆議院議員を除籍処分の方針

2015年04月05日 16:40

経費含め年収3000万円以上の税金が「あんな議員や秘書の給料にあてることを認める訳にいかない」。大阪維新の会の橋下徹代表は嘔吐や悪寒などが時たまあったとしながら、本年度予算採決を控えた衆院本会議前夜に飲食店を数軒回り、本会議を病欠、数日後に旅行していたとの疑惑報道も出ている上西小百合衆議院議員を大阪維新の会から除籍する処分を行ったが、国政政党の維新の党も除籍する方針だ。

 上西議員は4月3日夜の記者会見で「本会議当日(3月13日)の数日前から嘔吐、腹痛、頭痛、悪寒をときたま発する状況で、採決に耐えうる状況ではなかった」と説明。「14日は自宅療養。15日、(旅行していたとの報道があるが)旅行に出かけていた事実は決してない。仕事の一環だった」と旅行を完全否定した。

 しかし、本会議当日前から嘔吐などがあったとしながら、本会議前日に飲食店を回るなど、不可解で、橋下大阪維新の会代表は「病気なのに前日に飲みに行った。翌日に本会議を休んだ。問題はそこ」ときっぱり。国会議員としての資質や自覚が問われているとし、議員辞職を促したが、応じなかった。

 大阪維新の党、維新の党は統一地方選を大阪都構想実現への最重要選挙と位置付けており、迅速な対応が迫られていた。(編集担当:森高龍二)