安倍晋三総理はTPP交渉参加について13日、「国益を確保していく最善の道を模索しているが、聖域なき関税撤廃を前提条件にする以上、参加できない。この姿勢は今も変わりない」と断言した。
そのうえで、安倍総理は「これを進めていくことによって、どれくらいの規模で、どれくらいの問題が発生するのか、その状況分析はまだ、全く十分でない」と判断前の分析を急いでいる段階にあるとした。分析が進めば、それを踏まえて判断していく考えだ。
また、夏の参議院選挙について「この政権はちょっと危ないところがあるね、と思われるだけで大敗する危険性がある」と語り「薄氷を踏む思いで臨まなければならない」と、政権の安定基盤確保へ、かなりの緊張感を持って臨む姿勢を示した。安倍総理は「自民、公明で何とか過半数をとりたい」とした。(編集担当:森高龍二)