現行憲法は諸悪根源の占領憲法と石原維新代表

2013年01月13日 19:47

 日本維新の会の石原慎太郎代表は13日、テレビ番組で今年取り組む目標の筆頭に「日本の諸悪根源の占領憲法の改正」と語り、現行憲法を占領憲法と語って憲法改正をあげた。

 石原代表は「日本の防衛力は非弱で、自分で自分を守りきれない」と指摘。「三木武夫総理がつくった武器輸出三原則や防衛費はGNP(国民総生産)の1%未満など、こういう根拠のない馬鹿な政策は一転してもらいたい。そうしないと、どこかの国の属国になりかねない」と持論を展開した。

 武器輸出三原則は1967年に時の佐藤栄作総理が共産圏諸国や国連決議で禁止された国、国際紛争当事国やそのおそれのある国に対し武器の輸出を認めないとしたもので、1976年に時の三木総理が憲法の精神に則りこれを拡大し、三原則以外の国についても武器輸出は慎むとして、以降、武器の輸出が原則禁止となった。

 また三木総理はGNPの1%を防衛費枠として設定。1%を超えない額とする方針を決めた。石原代表はこれを批判し、改めるべきだとの考えを示した。(編集担当:森高龍二)