党の抜本的立て直しを求められている民主党は１５日、細野豪志幹事長を委員長とする党綱領検討委員会の役員会を開き、今後の進め方を協議した。
党内で議論した「たたき台」を地方組織に示し、そこでの意見を踏まえ、２月下旬に予定している党大会で確定したい意向だ。
民主党はさきの総選挙で惨敗。総選挙前には党内からの離党者が相次ぐなど、夏の参議院選挙を控え、民主党の立ち位置を有権者に分かりやすく、明確なものとして示す必要に迫られている。あわせて、基本理念や基本政策を明確にすることは党の結束力を高めるうえで不可欠になっている。
海江田万里代表は「民主党の綱領を刷新し、格差是正を図り、改革を断行する民主党の立ち位置を明確にする」と新しい綱領の柱を示している。（編集担当：森高龍二）
