民主党は3日の常任幹事会で、さきの衆議院本会議で社会保障と税の一体改革関連法案の採決に反対票を投じたり、欠席や棄権行為をした議員についての対応に対し、輿石東幹事長からの提案を承認した。今後、倫理委員会の手続きに入り、その結果を受けて臨時常任幹事会を開く。
承認された案では、離党届を提出している37人の衆議院議員については除籍処分とする方向で倫理委員会に諮問するとし、同じく離党届を出している参議院議員12人については処分せず、3日付けで離党を承認した。今後の参議院での法案審議に軋轢を極力さけたいとの意向は働いたものとみられている。
一方、離党届を出していない衆議院本会議での造反者については18人を党員資格停止2ヶ月の処分にする案を、鳩山由紀夫元代表については党員資格6ケ月とする案を倫理委員会に諮問することとした。
また、採決で記名3法案ともに欠席・棄権した12人は常任幹事会名による厳重注意とする。消費税増税法案のみを欠席・棄権した3人は幹事長名による厳重注意とすることを決めた。(編集担当:森高龍二)