民主党の岡田克也代表は20日開いた全国幹事長・選挙責任者・政策責任者会議で労働者派遣法改正案が自民、公明、次世代の賛成で衆院を通過したことに「安倍総理は派遣で働いている人たちのキャリアアップや正社員化につながるという、ありもしないことを堂々と述べて強行突破した」と政府・与党の強行採決による衆院突破を非難。「参院の中でしっかりとたたかっていかなければならない」と呼びかけた。
また、安保法案について「近くについては現実的に、遠くについては抑制的に、が私たちの基本的考え方。何にでも反対しているわけではない」としたうえで「実のある議論を行う」とした。
また「国民の7割、8割が理解できないと言っている中で、いくら安倍内閣でも強行採決はできないと思う」と労働者派遣法案のような採決は、国民の理解が進まない中では常識的にできないだろうとの見方を示し、世論を味方に「党一丸となってこれからも努力していきたい」旨語った。(編集担当:森高龍二)