維新の党の今井雅人政調会長は12日の記者会見で「政府案の労働者派遣法改正案には維新の党は反対だ」と会見冒頭に語った。今井政調会長は「同一労働同一賃金の法案とはまた別」とした。
今井政調会長は「政府の労働者派遣法改正案は大変にひどい内容だ」と批判。「反対をしていくということはしっかり申し上げたい。そのこともマスコミはしっかり報道して頂きたい」と要請した。
また、同一労働同一賃金に関しての自民党との協議について「正直、十分でないと思っている。しかし、法律用語に均等という用語が入ったのは初めてなので均等および均衡になっているということでは若干後退していることは否めないが、政府案には均衡の待遇を図る努力義務しか入っていなかった。そこを均等待遇にしていくという法案ができたことは成果だと思う」と述べた。
今井政調会長は「均等待遇をしっかりしていくための第1歩だと思っている」とした。しかし、均衡のとれた待遇としたことで実効性が担保されていないとの懸念も強い。実効性の担保が求められる。(編集担当:森高龍二)