安保法案 衆院通過7月初めになるかも 谷垣氏

2015年06月23日 07:58

 95日の延長と言う戦後最長の国会会期の延長で、安保法案の成立を図る自民党の谷垣禎一幹事長は22日、安保法案の衆院通過時期について「会期中(24日まで)には送りたいとは思っていたが、なかなかそうはいかなかった。6月ということも考えたが、7月のはじめごろにはなるかもしれない」と語った。

 法案成立について谷垣幹事長は「延長国会の会期内に是非成立をさせなければいけないと思っている」とした。

 また、谷垣幹事長は国会審議を通して国民にはもちろん「海外にも、なるほど日本の意図、決して攻撃的な意図で行うのではなくて、平和的な意図、あるいは抑止ということで組み立てているのだということを、国際的にも十分発信できるような審議が必要ではないかと思っている」と国内外に意図が伝わる審議をしていきたいとした。

 この日の会見で、谷垣幹事長は、安倍晋三総理が当初、お盆前に安保法案成立を目指していた旨を明かした。谷垣幹事長は「当初はかなり早く成立させてほしいという気持ちが強かったように思う」とし「ただ、十分審議すべき、理解が進んでいないという声があったので、私からは会期延長をどうするかというとき、それを視野に多少長くした方がいいのではないかということは申し上げた」と述べ「総理はそれまで、とにかくお盆前というような気持ちが強かったと思う」とした。(編集担当:森高龍二)