厚生労働省は勤務先の企業倒産で賃金をもらえないまま退職せざるを得なかった労働者に事業主に代わり未払い賃金の一部を立替払いした平成23年度の額などを2日公表した。
立替額は199億5106万円で、支払いを受けた労働者は4万2637人にのぼった。立替を受けた企業数は3682件だった。労働者1人あたりの受給額は46万7928円だった。
厚生労働省では「未払い賃金立替払い事業は労働者とその家族の生活の安定を図るためのセーフティネットとして欠くことのできないもので、今後とも、迅速、適正に支払っていきたい」としている。(編集担当:森高龍二)