野田総理の下での党は政権交代時の党でない

2012年07月03日 11:00

 小沢一郎元民主党代表は2日、自らも含め衆議院議員38人と参議院議員12人の合わせて50人が民主党を離党するに至った理由とともに「新党立ち上げも視野に入れながら対応していく」との考えを述べた。新党を38人で立ち上げた場合、衆議院では民主、自民に次ぐ第3勢力になる。

 小沢氏は会見で「野田総理の下での民主党は政権交代を成し遂げた民主党ではない」と痛烈に批判した。また「民主、自民、公明という3大政党が官僚の言うがまま、消費税増税の先行を(3党合意で)押し通すことは国民から政策を選ぶ権利を奪うことだ」とも述べた。

 そのうえで「3党合意は民主主義を根底から否定する行為」とし「国民の生活が第一の政策を示し、国民が政治を選択する権利を何としても確保することこそ、昏迷のこの国を救うことになる」と離党の理由と対応を明らかにした。(編集担当:森高龍二)