維新の党の初鹿明博副幹事長(衆院議員、比例東京ブロック)は6月30日、副幹事長としての辞表を柿沢未途幹事長に提出、受理された。柿沢幹事長が同日、記者会見で発表した。
初鹿議員は安保法案に反対するイベントに共産党の志位和夫委員長らとともに「安保法案を廃案に追い込もう」と街頭で訴えていた。
維新の立ち位置が誤解されるとして、大阪系の議員らが問題視し、柿沢幹事長は事情を初鹿議員から聞くとともに、自主的に出された副幹事長の辞表は執行部から一任された幹事長が受理、そのうえで「今後こうしたことがないように厳重注意した」と語った。
柿沢幹事長は「党内議論で安保法制にいろんな立場から多角的な議論を行うことは妨げられるものではないが、対外的に発信をする際には、それぞれ気を付けてやっていこうと、執行役員会でも確認した」と語った。(編集担当:森高龍二)