維新の党の柿沢未途幹事長は6月30日の記者会見で、党としての安保法案について、今月2日に臨時役員会を開き、案を決定後、憲法学者に合憲かどうかチェックしてもらい、合憲となれば、自民、公明、民主の各党と党対党の協議に入りたいと語った。今週には党間協議に入るもよう。
柿沢幹事長は今週に固める安保法案について、党対党の協議を自民、公明、民主に申し入れ、自民・谷垣禎一幹事長、公明党・井上義久幹事長、民主党・長妻昭代表代行に応対頂いたとした。
柿沢幹事長は憲法の適合性を確保する、自国防衛に関する国民の不安にこたえ得る内容になっていると独自案について説明したとした。
柿沢幹事長は「衆院安保特別委員会での中谷元防衛大臣の答弁を聞いていると、ホルムズ海峡の機雷掃海も個別的自衛権で対処し得るじゃないか、今まで集団的自衛権が必要だと言っていた安倍政権の答弁を根底から覆すような答弁が防衛大臣や横畠裕介法制局長官の答弁から続出していて、今の安保法制で、何ができて何ができないのか、さっぱり分からなくなっている。私たちの独自案では(はっきり)歯止めを示すことができると思うので、受け入れて頂きたい」と独自案に自信をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)