日本チェーンストア協会が加盟社57社の7784店舗について、5月の総販売額を23日までにまとめた。総額は1兆352億円となった。店舗調整後の数値で前年同月比1.7%減少と、3ヶ月連続して前年同月を下回った。
協会ではマイナス要因について「ゴールデンウイークが悪天候になったこと、5月中旬以降の気温が全国的に低かったこと、休日が2日少なかったこと」などをあげている。
一方で「こどもの日と母の日はイベントにより売上が好調に推移し、惣菜オードブルやフラワーギフトなどの関連商品が好調だった」としている。
商品別では野菜部門でトマト、きゅうり、キャベツが好調。さくらんぼ、メロンなど初夏の果物は相場高で苦戦。カット野菜は好調に推移したとしている。衣料品では婦人衣料で薄手のブラウス、シャツが好調となり、婦人衣料はプラスになった。夏物カジュアル商品のワンピース、スカート、パンツも好調に推移したとしている。
一方、家電製品はテレビ、ブルーレイレコーダーなど地上デジタル放送移行に伴う需要から昨年好調だったがその反動で前年を大幅に下回り、家電全体でマイナスになったとし、節電意識の高まりから好調だった扇風機も今年は不調としている。(編集担当:森高龍二)