積極的平和主義 中身言わず賢明と岡田代表

2015年08月16日 11:02

 民主党の岡田克也代表は安倍晋三総理が戦後70年の談話の中で「積極的平和主義の中身を具体的に言われなかったことは、賢明だったと思う」と語った。

 積極的平和主義の中身ついて、岡田代表は「わたしは、自衛隊を積極的に活用して、武力行使に近いところも行っていくというような中身だと理解しているので」と理由を説明した。

 一方、安倍晋三総理は積極的平和主義と直結する「安保法案」について、14日の記者会見で記者団の質問に答え「戦争を未然に防ぐためのもので、まずもって外交を通じて平和を守る」と外交努力を強調した。

 そのうえで、安保法案は「国民の命、平和な暮らしを守り抜いていくためのもの」とその必要性を強調した。

 安倍総理は「特定の国を想定したものではない」としたうえで「今回の法制によって、日本が危険にさらされたときには日米同盟が完全に機能する。このことを世界に発信することによって紛争を未然に防ぐ力はさらに強くなっていく。日本が攻撃を受ける可能性はより低くなっていくと考えている」と抑止力向上をあげ「国民の皆様の御意見、御批判にも真摯に耳を傾けながら、この大切、必要な法制について理解が深まるように努力を重ねていく」と述べた。(編集担当:森高龍二)