一票の格差是正、定数削減 国会議論へ法案提出

2012年06月19日 11:00

 民主党は18日夕、一票の格差是正と衆議院議員の定数削減を盛り込んだ公職選挙法・区画審設置法の一部改正案を衆議院に提出した。輿石東民主党幹事長は「公の場で議論し、つぶすなり、成立させるなり、修正できるのか、できないのか、やって頂ければ」と国会での議論提起のため単独提出したとの思いを語った。

 法案は一票の格差是正にむけては1人別枠方式の廃止、2010年国勢調査結果に基づく小選挙区改正案作成での特例(0増5減)を。また、衆議院議員定数削減では比例定数40人削減と小選挙区0増5減をあわせて45人の削減を提起した。またブロック比例から全国比例への改正や連用制的比例枠の導入(比例定数140人のうち105人は単純ドント式に、35人は連用制的な方法で決定する)を臨時措置として入れた。

 また衆議院選挙制度の抜本的な改革については衆議院議員の定数を現行より80人削減し、400人にする。これについては次回の総選挙の後、選挙制度審議会で1年以内に検討を行い、結論を得るとしている。(編集担当:森高龍二)