維新との統一会派結成決める 両院総会で民主

2015年12月10日 20:15

 民主党は10日開いた両院議員総会で維新の党との統一会派結成を決めた。岡田克也代表は両党確認事項について「統一会派は基本的に法案賛否なども揃えていくことになる。政策に違いがあっては運営困難になる。統一会派結成に当たって基本的政策を共有するということで出来上がった」と基本政策の確認事項などを説明した。

 また新党結成を求める声には「安易に自らの党を否定してしまって、目先を変えたから国民に信頼されるということではない」とし「どうすれば国民の皆さんに信頼される受け皿になりうるかということを共に考え、最良の道を選んでいきたい」と語った。

 岡田代表は来年の参院選について「安倍政権は何でもやる政権だということも念頭に置きながら準備を進めていく」とダブル選挙も睨む中で、「参院選の候補者をそろえ、結果を出すことが重要」とした。

 岡田代表は「このとんでもない安倍政権にノーと言えるかを第一に考え行動していく」と国民の信頼を得ていく中で安倍政権に対峙する受け皿を目指す考えを強調した。

 出席議員からは「政権交代可能な政治を実現するために、両党の結集も視野に、地方組織も含めさらに信頼関係を高めること」を早期に実現していくことを強く求める声や新党結成をやらなければ国民へのアピール力や新鮮味が出せないなど、さらに一歩踏み出すよう求める声も相次いだ。(編集担当:森高龍二)