維新の党が大阪側議員らと円満解決へ合意文書を8日交わした。松野頼久維新の党代表は「円満に別々の道を歩くことで合意できたことを大変嬉しく思っている」と署名直後に語った。
松野代表は「基本的な考え方は近いグループなので今後も協力しながら頑張っていきたい」と安堵した表情をみせた。
また大阪側の片山虎之助元総務大臣は「年内にこうした形で円満解決できたことは良かった」と話し「松野代表が言われたように、頂上は一緒。ただ登る位置が違うので、どっちの位置がいいのかどうか分かりませんが、必要な時は提携しながら、そうでない時は競争しながら頑張っていきたい」と語った。
片山氏は「1月4日からの国会への体制を早く整えたい。また来夏に参院選挙があるので、ダブル選挙になるかどうか分からないが、その体制も整えたい」とした。
合意文書では維新の党の名前については「野党再編まで名前を継続する」としている。また政党交付金については必要経費を除いた残額を国庫に返納する。また党員の党費(約1億円)も返還する。今回の円満解決で、維新の党と民主党との統一会派結成もよりスムーズに運ぶことになりそう。(編集担当:森高龍二)