安倍政権は立憲主義の理解にまちがい 岡田代表

2015年12月10日 20:13

 民主党の岡田克也代表は10日の両院議員総会で、憲法改正に関する考えを聞かれ「持論としては、時代とともに憲法を改正していくということは必要だと考えている」としたうえで「ただ、今我々が対峙している安倍政権は立憲主義そのものの理解が間違っており、憲法への間違った理解のもとに憲法が改正されるというのは絶対に避けなければいけない」と強調した。

 岡田代表は「安倍総理に対して、立憲主義をきちっと理解しているのか、理解していないのではないかということを申し上げている」と安倍総理らが目指している憲法改正議論については釘を刺した。

 岡田代表は「立憲主義をきちっと理解したうえでの憲法改正議論であるなら、憲法改正議論に反対ではない」とした。

 民主、維新の基本的政策合意案では、憲法に関して「幅広い国民参加により、真の立憲主義を確立する」とあり「日本国憲法の掲げる『国民主権、基本的人権の尊重、平和主義』の基本精神を具現化するため、地方自治など時代の変化に対応した必要な条文の改正を目指す」との文言が入っている。(編集担当:森高龍二)