菅義偉官房長官は8日の会見で、今月6日未明に台湾南部で発生した地震を受け「困難に直面する台湾の方々を支援する観点から、速やかに災害救助及び復旧・復興のために、台湾赤十字社などに対し、100万ドル規模の支援を実施する」と1億1000万円規模の支援を行うと発表した。
菅官房長官は「今回の地震で多くの死傷者が出ている。お亡くなりになった方々の御冥福をお祈りし、御遺族の皆様にお悔やみを申し上げ、負傷者の1日も早い回復をお祈り申し上げる」とお見舞いしたあと、100ドル規模の支援のほか、「今後、現地の情報収集や台湾側のニーズ等を総合的に勘案し、引き続き、日本政府として迅速に対応していきたいと考えている」とした。救助活動にも台湾側から要請があれば即時対応できる用意がある旨も語った。
安倍晋三総理は馬英九総統に「大きな被害が出ているとの報に接し、大変心を痛めています。亡くなられた方々へのご冥福を心からお祈りするとともに,被害に遭われた方に対し心からお見舞い申し上げます。この困難な時に日本は台湾に必要な支援を何でも供与する用意があります」とのメッセージを震災直後に送っていた。今回の地震では30人以上の死者、500人以上の負傷者がでており、倒壊した16階建て集合住宅内に今も120人近くが閉じ込められ、救出が続いている。(編集担当:森高龍二)