政府は南スーダンPKO活動への自衛隊派遣を10月31日まで8カ月延長することを決めた。中谷元防衛大臣は「業務の種類、内容、その他の事項については変更ない」としたうえで「南スーダンに派遣されている諸君は日々厳しい環境にありながら南スーダンの人々のために道路整備等の施設活動を遂行している。この活動は国連及び南スーダン政府から極めて高い評価を得ている」と記者会見で語った。
中谷防衛大臣は「南スーダンの平和と安定は国際社会にとって重要な課題であり、わが国としても国際社会の一員として、引き続き各国と協調しながら、南スーダンに対して必要な支援をしていくことは大変意義深いもの」とした。
また、駆けつけ警護の任務付与について、中谷大臣は「現在、9次隊が南スーダンで活動しているが、新たな任務には部隊運用、細部規則、武器使用のROEなど含め、これを定めた上で基本的な部隊訓練を行い、フィードバックし必要に応じ更に検討していく必要があるため、現在検討している状況で、現実部隊への訓練には移行していないので、時期など含め、新たな任務は具体的な方針は決まっていない」と10次隊に付与する必要があるかどうかも含め「慎重に政府部内で検討していく」とした。
また、現地の治安悪化が言われているがとの記者団の問いには「現時点で情報を勘案して活動地域のジュバ周辺は平穏であると認識している」と答えた。(編集担当:森高龍二)