育休宣言の自民議員 不倫問題で引責「辞職へ」

2016年02月12日 22:00

 育休取得宣言で注目された京都3区選出の自民党・宮崎謙介議員(2期目)は週刊文春に報じられた不倫疑惑について12日、記者会見し、不倫を認めたうえで「議員を辞職する」意向を表明。同日午後には衆院議長に議員辞職願を提出した。来週、衆院本会議で許可される見通し。

宮崎議員は週刊文春に伏見区内の自宅マンションに女性タレントを招き宿泊したと報じられた。10日の衆院予算委員会でも取り上げられ「衆院の品位をおとしめているのは大臣だけではない。安倍チルドレンと呼ばれる当選回数の少ない議員の言動が問題」(民主党・西村智奈美議員)と総理に受け止めを質された。

 安倍晋三総理は「国民の信頼の上に政治がある。政治家は拳々服膺しながら自らの行動を律すべきだ」としていた。

 また民主党の枝野幸男幹事長は「この種の問題はご本人とご家族、配偶者との間の問題が一番重要と思っているが、育休問題を積極的に提起されながら足を引っ張られた。強い憤りを感じる」とし「育休提起は何だったのか。家庭内の問題では済まない」と指摘していた。

民主党の岡田克也代表は12日、「どうしてこういう人が衆院議員でいたのか、ということは非常に残念。大きな政治不信につながる。そういう意味でこうした候補者を擁立してきた自民党の責任は重い」とした。(編集担当:森高龍二)