安倍晋三総理は２９日夕、２８年度予算が成立したのを受け記者会見した。総理は「予算成立により、１億総活躍社会の実現に向けた新しい取り組みが始まる」と語った。
その中でも、１億総活躍社会実現に向けた最大のチャレンジは「働き方改革だ」と強調した。
安倍総理は「多様な働き方が可能になるよう労働制度や社会の発想を大きく転換しなければならない」と強調。「時間外労働の規制を見直し、長時間労働や働き過ぎを是正する」とした。
また安倍総理は「再チャレンジ可能な社会をつくるためにも正規か非正規かといった雇用形態にかかわらない均等待遇を確保する」とし、改めて「同一労働同一賃金の実現に踏み込む考えだ」と語った。
安倍総理は「生涯現役社会を実現するため定年の引き上げや雇用継続の延長に向けた環境を整えるとともに、働きたいと願う高齢者のみなさんへの就職支援も充実する必要がある」とした。（編集担当：森高龍二）
