給付型奨学金 自民内容に注視したい 岡田氏

2016年04月02日 08:31

 民進党の岡田克也代表は1日の記者会見で自民党が給付型奨学金を含む提言をとりまとめ、来週に安倍総理に提出する運びになっていることについて「給付型奨学金ができるのなら非常に良いことだ。私たちの今までの努力が実った」と自民党の対応に一定の評価をした。そのうえで「どれぐらいの中身のものができるのか注視したい」と内容に関心を寄せた。

 一方、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2015年度の運用実績について例年より半月以上遅らせ、7月29日に公表するとしたことについて「参院選挙期間に発表しない。なぜ7月の末まで延ばすのか全く不明」と不可解さを示したうえで「運用成績の悪さが予想される」とした。

 そのうえで「都合の悪い情報は勝手に日程を移動して出さない。そういうやり方なら、国民に正直に良い情報も悪い情報も出すという姿勢からかけ離れている」と強く批判した。(編集担当:森高龍二)