自衛隊の災害ゴミ片づけに『違和感』

2016年05月02日 08:32

自民党の佐藤正久元防衛大臣政務官は「自衛隊による災害ゴミ片づけ」に「正直言って違和感」とツイッターにあげた。自衛隊を出動派遣させる『緊急性』『非代替性』の視点を提起している。

 佐藤元政務官は、自衛隊は「北朝鮮警戒、東シナ海警戒監視、サミット警戒も実施中」で、災害ゴミの片づけが「自衛隊じゃないとできないのか」という思いを書き込んだ。

 佐藤元政務官は「自衛隊による災害ゴミ撤去、一方で、ボランティアを断っているとの報道もある」とし「自衛隊の災害派遣は、公共性、緊急性、非代替性の原則もある。佐藤も熊本市役所を訪問した」としたうえで、ゴミ撤去のための業者が確保できた場合や近隣市町村の支援が得られれば「予定の一週間と言わず、自衛隊ではなく民間に任せるべきだと思う」と自衛隊がすべき任務として、ゴミ撤去作業に、まさに「違和感」を綴ったもの。

 佐藤元政務官は「自衛隊の災害派遣中も、北朝鮮や中国の挑発行為も止まらない。実際に(北朝鮮による)潜水艦からのミサイル発射や(中国の)領海侵犯も発生」しており「ミサイル破壊措置や核実験警戒も、日本海や東シナ海での警戒監視も継続中だ。アデン湾海賊対処や南スーダンPKOも継続中」と発信している。(編集担当:森高龍二)